生きた時代と背景
新約聖書ではシモンとも呼ばれ、兄弟アンデレとともにガリラヤで漁をしていたところをイエスに招かれた人物として描かれます。十二使徒のなかでたびたび代表して語り、イエスをメシアと告白しました。一方で、受難を前にイエスを知らないと三度否んだことも隠さず伝えられています。ペトロの姿は、最初から揺るがなかった英雄像ではありません。
聖人を知る・6月29日
ガリラヤの漁師からイエスの弟子となり、失敗と赦しを経験しながら初代教会に仕え、ローマで殉教した使徒です。
祈りと言葉
熱心さと弱さの両方を持ちながら、赦しを受け、共同体の一致に仕える務めを担った使徒です。
まず、ここから
全4編
新約聖書ではシモンとも呼ばれ、兄弟アンデレとともにガリラヤで漁をしていたところをイエスに招かれた人物として描かれます。十二使徒のなかでたびたび代表して語り、イエスをメシアと告白しました。一方で、受難を前にイエスを知らないと三度否んだことも隠さず伝えられています。ペトロの姿は、最初から揺るがなかった英雄像ではありません。
復活後、ヨハネ福音書は、イエスがペトロに羊を養う務めを託したと伝えます。使徒言行録では、聖霊降臨後に福音を告げ、異邦人コルネリウスを共同体へ迎え、エルサレムの会議でも発言する姿が記されます。異なる背景を持つ人々を一つの共同体へ迎える過程で、ペトロ自身も理解を広げられていきました。
古い教会の伝承は、ペトロがローマへ赴き、そこで殉教したと伝えます。カトリック教会は、キリストからペトロに委ねられた一致への奉仕がローマ司教の務めへ受け継がれていると理解してきました。6月29日にはパウロとともに祝われ、二人の異なる個性と使命が同じ福音への証しとして記念されます。
ペトロの物語で大切なのは、失敗がなかったことではなく、赦しを受けて再び人々に仕える者とされたことです。聖書本文の日本語訳には利用条件があるため、この人物伝では長い逐語引用を避け、参照箇所を確認できる公式講話へ案内しています。
人物像と、今へのつながり
失敗や恐れを隠さない福音書の描写と、初代教会で担った責任を切り分け、理想化された指導者像だけにしません。
物語の舞台
ローマ帝国(ガリラヤ)
ともに歩んだ人
教会の資料から読む
テーマから読む文書:召命
若者・召命について理解するための公式文書です。本文を転載せず、ローマ教皇庁の公式ページへ案内します。
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文書の紹介を読む確かめながら読む
最終更新日:
Holy See — Homily for Saints Peter and Paul (1999)
Holy See — Angelus for Saints Peter and Paul (2014)
人物伝は資料をもとに編集した、独立・非公式の紹介です。教会の公式列聖資料そのものではありません。
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